令和6年 宮城産
ひとめぼれ
丸森町は宮城県の最南端に位置し、町内を一級河川阿武隈川が流れ町土の7割を森林が占める緑豊かな町です。阿武隈高地に囲まれた盆地で、阿武隈川が流れる北部に平地があり米作りも盛んです。盆地であることから気候は比較的温暖で、かつては猪の生息域北限が同町付近と言われていましたが、冬場の積雪が少なくなるにつれて生息域も北上しているようです。
「愛国」(あいこく)は、明治から昭和初期まで「神力」「亀ノ尾」とともに日本の米の三大品種の一つでした。愛国から派生した品種は多く、その子孫には、コシヒカリ、ササニシキ、ひとめぼれなど歴代の人気種も含まれます 。
「愛国」の起源は、元宮城県古川農業試験場長佐々木武彦氏の研究により、現在の丸森町舘矢間が発祥の地であることが確定され、丸森町の舘矢間まちづくりセンターには、記念碑が建立されています。
詳しくは豊穣の稲「愛国」発祥の地で紹介していますので、ぜひ一読下さい。
丸森町は周囲を山々に囲まれた盆地帯に位置します。盆地の気候と言えば朝晩は涼しいわりに、日中はとても暖かいのが特徴です。日中の最高気温が宮城県内の最高を記録することも珍しくなく、過去には最高気温36.7度(2007年8月)、最低気温-16.7度(1990年2月)を記録したこともあります。
この盆地特有の寒暖の差が大きい気候が、お米づくりには最適とされています。